土地選びの急所(Part1・水道編)
こんにちは、辰川です。
注文住宅を建てるにしても、土地から探さねばならない場合は、相当な苦労が伴います。
通勤通学の利便性、子供の学区、買い物施設の有無といった問題のほか、
土地選びで、けっして忘れてはならないポイントがあります。
それは、電気やガス、水道といったライフラインの状況。
その中でも最も気を付けたいのが上・下水道です。
そこで今回は、土地選びにおける上水道についてお話しします。
土地には水道が引かれているか?
土地選びでは、何といっても、上水道の引込み管の有無の確認です。
これを怠ると、注文住宅では思わぬ費用負担を伴うからです。
しかも、市町村には水道負担金も納めなければなりません。
引き込み管の有無は、敷地内に水道のメーターボックスや止水栓が見つかればOK。
もし無かったら、前面道路の本管から新たに引き込まねばなりません。
その工事費は水道局ではなく、施主の負担となってしまいます。
細かいことですが、前面道路の向こう側に本管がある場合は、交通整理をしながら工事を行います。
まず見積りをとって、資金計画に影響ないということを確認してください。
引き込み管の口径はどのくらい?
引込み管の口径を確認するのも忘れてはなりませんね。
引込み管の口径には13ミリ、20ミリ、25ミリがあります。
奈良の既存の宅地ではほとんど13ミリが使われてきました。
ただし、13ミリで対応できるのは蛇口5~6ヶ所くらいまで。
当時はそれでも足りていましたが、最近の新築一戸建てでは、トイレが2か所、食器洗い乾燥機などの導入で、
一斉に水を使いだすと水が出ないことがあり、通常で20ミリは必要です。
奈良県内でも、比較的水圧の高い市町村では既設の13ミリをそのまま利用できるケースもあります。
しかし大部分の市町村では、20ミリに交換しないと、新築の許可が下りません。
13ミリを20ミリに交換するには、道路の掘削工事が必須ですから、工事代が発生します。
二世帯では、25ミリが必要なことも
二世帯住宅で、キッチンや風呂が完全分離している場合には20mmでは役不足で、
25mmに取り替える必要があります。
このように、最初から水道が引き込まれているかどうかは、予算にもかかわってくる問題です。
また私の経験でも、生駒市で見た土地は、宅地内の水道栓はよくよく調べてみると、実は井戸水であり、
肝心の水道管は道路にはなかったということもありました。
この土地に水道を引っ張ってくるには、100m先の公道から3百万円ちかい費用を掛けて引いてくるしかなかったのです。
水道管が他人地を通っていないか
古くからある市街地では、水道管がよその土地を通っていることもあります。
隣地とトラブルを防ぐ意味でも、水道管が前面道路から引き込んでいるかどうかは、必ず確認してください。
いかがでしたか?
宅地に水道が引き込まれているかは、とても大事なポイントです。
あなたが土地を見るときには、是非参考にしてくださいね。
次回は、下水道の確認についてです。
それではまた。
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