2018-05-16

土地選び、危険な土地を事前に避ける方法

こんにちは、ベルジュホームの辰川です。

わたしたちは毎年、洪水や台風など大雨による
家屋浸水のニュースを目にします。

そこで気づかされるのは、被害を受ける場所と、
ほとんど受けない場所があるということです。

地震は日本のどこに住んでも避けようがありませんが、
津波や土砂崩れ、洪水、河川の氾濫などの自然災害は、
自分の選択次第でリスクを減らすことができます。

自然災害には地形が関わっている

あなたは、扇状地と三角州の違いをご存知でしょうか?

三角州と扇状地はどちらも河川によってできた地形です。
両者は、川下に向けて三角形に広がっていくところはよく似ています。

ただ違うのは、できる場所です。

川が山地から平野にかけて流れるところにできるのが扇状地、
川が海に注いでいるところにできるのが三角州。

扇状地は、水ハケが良いので、果樹園に利用されることが多く、
三角州は、水持ちが良いので、水田に利用されることが多い。

「水持ちが良い」というのは、その土地に水が溜まりやすいということです。

ところが近年になり、急速な市街化で、
地形と土地利用との関係はみえにくくなりました。

地名には災害を避けるためのヒントがある

地名には、その土地の性質が隠されているといいます。

たとえば、「田、川、水」などは、その土地の歴史をあらわすものですが、
「亀、深、蛇、竜、流、女、梅」なども、数多くのメッセージがあります。

過去に自然災害に遭っている土地ほど、
先人が災害があったことを示す地名をつけています。

つまり地名を知れば、災害を予見することもできるといえます。

しかし近年、デベロッパーが「〇〇台」や「〇〇ヶ丘」と名付けることで
昔の地名が消えて、土地の歴史が忘れ去られているのは残念なことです。

安全な場所を見つけるにはどうすれば良い?

旧地名の調べ方としては、法務局や市町村役場、
や図書館で旧地名の由来を調べることもできます。

ところで、古くからある神社や寺の周囲は
比較的災害リスクが低いといわれています。

次に、小中学校、消防署、警察署などは、
有事の際は避難所や活動拠点になるので、
災害に弱い立地は避ける傾向があります。

注文住宅用地など不動産購入の際には、
最近のハザードマップが役立ちます。

いかがでしたか?

土地選びをする前に、ある程度の知識を得ておけば
意外と、家族の命を守る結果に繋がったりするものです。

それではまた。

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