注文住宅は建売住宅やマンションとはココが違う
こんにちは、奈良の注文住宅を手掛ける辰川です。
奈良という所は、大阪のように密集した市街地ほどではないので、まだまだ建売住宅や分譲住宅の多いところと言えますね。
昨今の建売住宅は、品確法のおかげで欠陥住宅もすっかり減りました。そのせいか、昨今流行りのローコスト住宅などを見るにつけ、この程度なら建売住宅でもよいのではないかと思うこともあります。
建売住宅の良さは何かといえば、現物を確認してから購入できることです。
注文住宅のように面倒な仕様決めの必要がありませんし、最終的な価格が決まっているので、次々とオプションの追加費用が発生し、予算がオーバーしないかと慌てることもありません。
建売は同仕様の注文住宅と比べても、割安に価格設定されており、お得な買い物といえなくもない。
子供の学校の関係や転勤で入居を急がねばならない家庭には、建物が完成している建売は、すぐにでも引っ越しできるだけでもメリットがあります。
このように建売住宅の良い点は結構あるものですね。
では、奈良で敢えて注文住宅を建てる理由は何でしょう?
大きくは次の3つがあります。
・建売では完成すれば隠れて分からない建物の構造部分を確認できる(ただし大手住宅メーカーは施主からのクレームやトラブルを恐れ、施工中の建物の中には絶対に入れさせませんが)
・家族に合った間取りプランなど、ゼロからつくっていける楽しみがある。
・仕様決め、地鎮祭、上棟式などは、かけがえのない経験ができる。
でも中には、こうはいかない注文住宅もあります。
例えば、あらかじめ決まられた間取りプランや仕様の中から、施主がセレクトしていくという注文住宅ですね。
一つ一つ選んでいける注文住宅をイメージしている人にとっては、ちょっと違和感がありそうですが、このやり方を採用している奈良の住宅会社は多いです。
次に分譲マンションとの比較を考えてみます
大阪と同様に、奈良の近鉄沿線やJR線沿線の主要駅周辺には、たくさんのマンション群が広がっていますよね。
最近の分譲マンションの特徴としては、購入者の希望で設備機器や、間取りプランも選ぶことができるようです。
例えば、パンフレットの間取りに「7.5帖の洋室」とあっても、「押し入れ付きの6帖和室」に変更できたり、決められたオプションプランの中でなら、好きなものを自由に選べたりします。
それに、マンションの良さは、一戸建て住宅の広ささえ求めなければ、手軽に住めますし。
奈良では高さ制限の問題で見かけませんが、大阪にあるタワーマンションは眺望の良さで人気を集めており、毎日眺めの生活が送れるのも大きな魅力となっています。
手軽に住めて、眺望の素晴らしいマンションなら、何も一戸建ての注文住宅でなくても構わない、という人がいても不思議ではないですね。
でも、そんな最新式のマンションであっても欠点はあるもの。
それは、どんな立派なマンションでもいつかは老朽化に伴う建て替え時期がやってくるということです。
一戸建て住宅であれば、建て替えは持ち主の自由で行えますが、マンションの場合はそうはいきません。一定数の住民の同意を得る必要があるからです。
そのほか、マンションは家族が増えても家を増築できません。間取りを変えるにも、部屋を仕切る壁が構造体(コンクリートの壁)であれば取っ払えませんから、かなり限定されたものになります。
バルコニーだけで庭がないことも、家庭菜園や花木を育てることが趣味の人にとって、ストレスは解消できないのでは・・・
それに駐車場代は別途必要ですし、上下左右の住戸の家族とは常に接した環境にあるため、音のトラブルに気を使います。
防犯面は、マンションは鍵一つで戸締りができるという点で、一軒家にはない優位性がありました。
それも最近では、一戸建てであっても気軽に厳重なセキュリティを設置できるようになってきました。
当社の例でも、奈良で注文住宅で建てた施主宅が最新マンションに引けを取らないセキュリティを施されています。
また高層マンションの場合、停電時にエレベーターが止まると何かと不便なことになりますし、マンション全体の給水が止まる心配も起こり得ます。
自分の土地に家を建てるのと、区分所有権のマンションとの差はこういった所にも現れるものです。
このように考えてみると、自分の好きなように、暮らしやすいように、全てを決めることができるのはやはり注文住宅のほかにはなさそうです。
いかがでしたか?
最近の建売りやマンションはよく出来ています。しかし注文住宅でしか叶えられない夢もあるはずですよね。あなたと家族の全員が本当に満足のできる住まいづくりを奈良の地で、是非挑戦してみてくださいね。
それではまた。
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