2017-06-16

住宅を消耗品にしない方法

こんにちは、奈良の注文住宅アドバイザーの辰川です。

最近、不動産市場で、独身女性がマンションを購入するという事例がふえています。

その理由として、女性が「もし結婚しなかったら」「もし収入が減ったら」という不安を打ち消すためであったりするといいます。

つまり、マンションを何かあった時の資産と考えているわけですね。
では、一戸建てを買う人は、同じような意識を持ち合わせているのでしょうか?

民法に規定によると、「不動産」は、土地及びその定着物のことをいいます。そして不動産以外の物は、全て「動産」となるそうです。
不動産を簡単に言うと、不動産は動かせない資産。
また私達の認識でも、家=不動産=資産と考えているものですよね。

そんな住宅も、わが国に当てはめるとその寿命は、悲しいかな30年程度といわれています。しかし、欧米では築50年以上の住宅はざらで、100年超えるもののめずらしくありません。

こう考えると、日本の家が資産ではなく消耗品と捉えられても仕方がありません。

しかし、昔の日本の建物を見ると、お寺や神社はとてつもなく長持ちしているし、民家であっても、普通に100年くらいは経っているのも珍しくありませんでした。

ところが、昨今の住宅は数十年もたてば、建て替えを考えねばならないとはどうしたことか・・・

どうして日本の住宅は寿命が短いんでしょうか?
住宅は、その土地の気候風土や住まい方に合った建材や工法を選ぶかどうかで寿命は大きく変わります。つまり、奈良で建てるなら、奈良に合った家づくりがあるということです。

それに加えて、住宅は定期的なメンテナンスをするかしないかで寿命は大きく変わります。家は古くなれば建て替えるものという「消耗品」ではなく、本来の意味の「資産」に変化します。

いかがでしたか?

我が家の資産価値を維持さえすれば、もし将来に売却することになっても安心です。そんな意識をもって、家づくりに臨みたいものですね。

それではまた。

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