屋内のバリアフリーだけで大丈夫ですか?
先日、知人が膝を痛めたとき、自分の家がバリアフリーではないことに気づきました。
といっても、彼女の家は一軒家のバリアフリー住宅です。
こんにちは、辰川です。
実は、家の中で段差があるのは階段くらいです。
では、彼女はなぜそう思ったのか?
答えは「玄関外」にありました。
彼女の家の玄関は、道路からふつうの階段が3段あります。
膝が痛い時は、前向きより横向きで上る方がラクなのですが、
奥行きが狭くて、とても不便だったとか。
しかも、手すりも無いので、玄関までがとても苦痛だったそうです。
「帰って来れない家」「出掛けられない家」
あなたは、日常、多くの家々の前を通りますよね。
その際、意識して玄関を見てください。
その玄関に段差がありますか? もしあるなら、段差はどれくらいですか?
足腰を痛めた人や、高齢者にとって、
道路から玄関までの道のりは、短いようで意外と長いものです。
中途半場なバリアフリー対策では、それこそ「帰って来れない家」「出掛けられない家」になります。
忘れがちなのが「屋外のバリアフリー」
最近は、公共施設や店舗では、段差をなくしてスロープを設けるなど、
バリアフリーであることも当然の時代。
ですから、家の中で段差がなくても、
玄関に辿りつくまでがバリアフリーでないと、
バリアフリー住宅としては不完全と言わねばなりません。
でも、暮らし始めてから玄関を改修するのは大変なこと。
私たちは、体調や年齢に応じて、段差に不便を感じることがあります。
屋内の段差を解消したり、廊下の幅を広くとったりと、
屋内の工夫を凝らす方は多いですね。
でも案外、抜け落ちがちなのが「屋外のバリアフリー」。
屋内のバリアフリーがいくら万全でも、玄関にスムーズに入れないと
毎日快適な生活を送ることはムリなのです。
下の写真は、車イスの対応した当社の施工例。
いかがでしたか?
今後、あなたが注文住宅で建てるときは
玄関の外のこともしっかり考えてくださいね。
それではまた。
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