2018-03-19

比較するだけムダな「坪単価」 Part1 


こんにちは、辰川です。

注文住宅の業者を選定する場合、
比較検討の手段として、
今も重宝されているのが『坪単価』ですよね。

坪単価とは?

坪単価とは、家を建てるときの1坪当たりの建築費のこと。

1坪はおよそ3.3m²で畳2枚分。
建物価格を延床面積(坪数)で割った数値が坪単価です。

例えば延床面積40坪の家が2400万円だとしたら、
坪単価は60万円ということになりますね。

しかし、建売住宅や規格住宅ならまだしも、
自由設計の注文住宅においては、
坪単価で比較すること自体がナンセンス。

ちなみに、規格住宅とは、
あらかじめ間取りが決められている家を
カタログなどから選んで建てる家のこと。

ハウスメーカーなどの商品化住宅や、
ローコスト住宅と言われる低価格住宅は、
規格住宅が中心です。

規格住宅であっても、
希望通りに建てるとオプション工事無しでは住めないことが多く
実際の坪単価は広告とは違ってきます。

さらに屋外の給排水設備工事などの
付帯工事費も別途にかかってきます。

とはいえ、初めて家づくりをする人が
坪単価で判断するのは
仕方のないことなのかもしれません。

判断基準を知らないわけですから…

「延床面積」か「施工面積」か

坪単価をあらわすときに、
「延床面積」と「施工床面積」を使い分ける業者もあります。

どちらを使うかによって、坪単価が変わってくるので、
これも要注意。

ふつうだったら「延床面積」には、ベランダ、小屋裏収納、玄関ポーチなどは含まれません。

ところが「施工面積」ではそれらを含んで計算するので、
「延べ床面積」よりも「施工床面積」の方が広くなります。

その結果、坪単価は「施工床面積」で算出した方が安く見せかけられます。
これも会社によってまちまちなので、どちらで算出されているか確認しましょう。

したがって、
坪単価20万円台、30万円台などという広告を見て、
「この価格だったら建てられる!」と思えても、
別途費用がかかる場合のあることを忘れないことです。

実際、坪25万円といっても、最終的には坪40万円になります。

なぜなら、本体価格の中には最低限のものしか含まれてないからです。

最低限のものとは、例えばシステムキッチンやバスタブが無くても
家としての建築許可は下ります。

極端な例ですが、何にもない状態でも坪単価を言えるということです。

長さの単位も業者によってまちまち

尺モジュール(畳の長さが91センチ)を採用することが多いのですが、
最近はメーターモジュール(畳の長さが1メートル)とする業者も増えてきました。

メーターモジュールにすると、通常の6畳の間が1.2倍の広さ(約7.2畳)にもなります。

つまり、同じ間取りなのに、請負価格は1.2倍になるわけですから
部屋が広くなって喜んでいるのは、施主よりもむしろ業者のほうかもしれませんね。

このように、坪単価はあくまでもおおよその目安に過ぎません。

単純に坪単価で判断するのではなく、
不明点はその都度確認するとよいでしょう。

それではまた。

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