2017-07-06
展示用の家は、自分の家づくりに役立つか?
こんにちは、奈良の注文住宅アドバイザーの辰川です。
週末や連休前になると、見学会の折り込みチラシが入りますよね。
家づくりを計画中の人なら、じっくり見入ってしまいます。
といっても、モデルハウスはあくまでも「展示用」にすぎません。
それに気づかず、モデルハウスに行って、「こんな家が建つんや~」と盛り上りが、建築知識に乏しい営業マンの話につい聞き入ってしまうことなります。
家づくりが初めての人ほど、展示場に行って、モデルハウスに雰囲気、営業マンの印象だけで、依頼先を決めてしまうことが少なくありません。
ある統計によれば、住宅展示場では3社も見ずに決めてしまう人が多いとか・・
結局のところ、メーカーの誘導によって選択させられます。
これこそが展示場をもつハウスメーカーの狙いでもあるのですが・・・
では、自分に合った家を建てたい人は何を参考にすればよいのか?
家を注文住宅で建てるなら、展示場のモデルハウスではなく、個人の家を見学するほうがずっと参考になります。
何より生活感があるのが展示場の家とは異なりますし、家族構成や間取りの考え方も参考になるはずです。
一方、住宅展示場では、家の価格、品質などについて、中立的な情報が提供されません。
とかく、家づくりの初心者は、モデルハウスを基準として考えがち。
本当に求めている家の形に気付かないまま、家づくりがスタートし、入居した後になって「こんなはずじゃなかった」と後悔することが多いです。
展示用の家は参考程度に観る分には、大変よいものですが、自分に合った家づくりとなると、あまり役立つものではありません。
それではまた。
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