太陽光発電が原因で雨漏りになる?
こんにちは、奈良の注文住宅アドバイザーの辰川です。
奈良でも太陽光発電システムの人気が相変わらずです。
ただし経験不足な施工業者が原因で、雨漏りなどのトラブルが後を絶ちません。
太陽光発電に関わる雨漏りのトラブルは、全体の4件に1件も発生しています。
太陽光発電を設置するにあたり、雨漏りを防ぐ方法はあるのでしょうか。
防ぐ方法はあります。それには業者の選定が重要になります。
ところで、太陽光発電の設置による雨漏りの主要な原因は2つあります。
1つは、施工業者の技術不足や手抜き工事
2つは、本来設置が困難な屋根に設置している
1つ目については、太陽光発電システムの設置には、屋根材に穴を空けるのですが、穴にコーキング処理をきちんと行わないなど、処理の拙さが雨漏りの原因になります。
2つ目については、本来設置できない屋根に設置した場合に起こります。
既存住宅の場合、スレート屋根の耐用年数が20年程ですが、屋根の耐用年数などお構い無しに設置した場合に起こります。
さて、施工不良によるトラブルには、ほとんどのメーカーが「施工者が責任を負うもの」というスタンスをとっています。
注文住宅など新築で建てる場合、建物は10年間の瑕疵担保保険が適用されますが、その一方で、太陽光発電については保険加入は義務付けられていません。これには気づかない人が多いです。
屋根は住宅工事の中でも特に複雑で経験が必要といわれている箇所。
システム自体の性能がいくら良くても、設置担当者が未熟なケースもあるので、設置業者を見極めないと大きなトラブルに巻き込まれることがあるのです。
業者の選定で考えたとき、最もトラブルが多いのは、訪問販売にて購入した場合。
訪問している営業マンは仕事を取るだけで、下請け会社は施工をするだけです。どちらも責任を取るようなことはほとんどありません。
このように雨漏りの大半は、業者選定で防げます。
太陽光発電システムを設置する時は、注文住宅の業者選びの時と同じように慎重に選んで下さいね。
それではまた。
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