2017-07-07

地盤調査の説明をきちんと受けましたか?

こんにちは、奈良の注文住宅アドバイザーの辰川です。

家を建てると決まったら、間取りや設備ばかりに目が行って、一番大切な地盤について、住宅会社任せにしてしまう人が多いのではないでしょうか。

実は、住宅会社は地盤調査のプロではないことを今後、注文住宅を建てる人なら、知っておいて無駄ではありません。

木造住宅でさえ、その重さは40~60トンあります。
その重さを支えきれないと不同沈下を起こし、どんなに素敵な住宅も台無しになる可能性があります。

特に奈良県は、昔から沼など湿地帯に覆われた地域が広がり、家を建てる場合、全体の約3割の宅地は軟弱地盤といわれています。

ですから、奈良の平野部で新築したり、建て替えする場合、必ず専門業者に調査を依頼することです。

これを嫌がる住宅会社は、リスクが高いです。
「住宅会社から地盤改良は不要です」と言われたからといって、本当に喜ぶべきかどうかは分かりません。

というのは、地盤調査については、住宅会社は素人だからです。
また専門業者でないと、地盤改良の必要性を見極めるのが難しいです。

第3者機関の地盤調査会社を使えば、信頼性は高いですが、ハウスメーカーのように、社内で設計と施工、地盤調査など何もかも賄う場合、費用が掛かり、工期も取られる地盤工事を避ける傾向があります。

もし「地盤に問題ない」と言われたら、必ず根拠を示してもらうことです。
必要な地盤工事費用をやらないことで、その分のお金が建物代に廻ったら、本当に建て主のためになるでしょうか。

宅地はどこも、パッと見では、そこが盛土なのか切土なのかはわかりません。
でも、これから家を建てようとする人は、地盤改良費は必ず必要になると思って資金計画を立てた方が安心です。

昨今、これだけ地震が続くと、我が家は「地盤改良しなくてよかったのだろう?」
と不安を抱えてたくはないですからね。

病気の判断にセカンドオピニオンを利用するように、地盤調査についてもセカンドオピニオンを利用するのも方法です。

不安を残したままにせず、とことん調べてもらって、納得してから着工にかかってもらうことですよ。

それではまた。

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