2017-04-15
土地選びの勘違い(細長い土地)
こんにちは、奈良の注文住宅アドバイザーの辰川です。
細長い土地といえば、うなぎの寝床のように間口が狭いのに、奥行だけはある土地のこと。奈良では旧市街に行けば見ることができますね。
立地としては、たいていは、後ろと両隣りに3軒の家があり、道路側の狭い間口しか外に開かれていないため、昼間でも薄暗いイメージがあります。
それでも、昔の人は偉いですね。現在であれば誰もが避けたがる土地を、いろいろ工夫し快適に過ごせる住まいを考え出しました。
今は皆が欲しいという土地は競争にもなり、なかなか手に入りません。細長い土地は、周辺の土地に比べ安いため、予算内で、オリジナルの注文住宅が出来上がります。
長方形でない土地は、ハウスメーカーなどは嫌がりますから、上手な設計士やビルダーの手にかかると、見事に素晴らしく生まれ変わります。
間口が狭い場合、とかく土地の幅いっぱいに、家を建てようとしがちですが、中庭を設けるなど間取りの工夫で、空間が広がり、光や風を取り込めて、開放的な住まいをつくることが可能です。
その証拠に、蒸し暑い夏の時期でも、うなぎの寝床の町家は実に涼しく過ごす事が出来ます。
例えば、建物をコの字形に配置して、中庭を設け、そこから光を採り入れるという手法もよく使われます。
また、道路をすべて開口部にしてしまったり、トップライトを設け、上方から光を採り入れるという手もあります。
ただトップライトは光量がふつうの窓より多いので、夏場は暑くなりますから、取り付ける位置にも気をつけます。
いかがでしたか?
今のお住まいの土地、あるいは検討中の土地の形状がよくなくても、気になさらず、気軽にご相談ください。
それではまた。
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