うっかり、住宅営業マンの甘い言葉に乗ると・・・
こんにちは、奈良の注文住宅アドバイザーの辰川です。
家づくりを計画してから、ようやく着工に至るまでは、実に長い道のりがあります。
まず、建設用地が見つかったら、資金の調達です。
そのために住宅ローンの手続きをしなければなりません。
それに続いて、建物のプランニングになります。
ここまで来て、ようやく夢にまで見た家が形になってきます。
しかし各段階ごとに、しっかり手続きを踏まないと、後々トラブルを抱える可能性もあります。
特に気を付けたいのが、建物の仕様を細かく決めず着工してしまい、後になって「こんなはずではなかった」と揉めるケース。
この場合、引っ越し時期などに間に合わせるため、着工を急いだことが原因といえます。
ただし、住宅メーカーの営業姿勢にも問題があります。
というのは、住宅メーカーには毎月締め切りがあるからです。
上司から
「それ売れ!やれ売れ!」
「あの客はどうだ、この客はどうなっている」
と尻を叩かれた営業マンは無理矢理契約に走ります。
そこで
「ここをサービスします」
「あれも分かりましたから、今月契約して下さい」
と迫ることになる。
住宅メーカーでは、内容が詰まっていないのに契約させてしまうことを“ザックリ契約”とか、“いい加減契約”といいます。
「取り合えず着工して、仕様はあとから決めたらいいですよ」という営業マンの甘い言葉にうっかり乗ってしまうと、後の祭りです。
現場監督がお客様と言った言わないと揉め、施主は「もっとゆっくり選びたかった」と後悔することになります。
さらに、仕様を決め直すことで引渡しが延びてしまったり、当初の見積金額をオーバーするといった、トラブルも起きます。こうなると、泣くに泣けません。
では、こうしたトラブルの防ぐにはどうしたらよいのでしょうか。
そのためには、間取りプランは勿論のこと、仕様の細かな部分についても事前に詳細を決定してから、着工すべきなのです。
もっと具体的には言うと・・・
1.建物の契約は自分が納得出来るまで判を押さない
2.何か心配あれば確認書を取る
3.契約には絶対に「義理と人情」を絡ませない
以上の3つは、自己防衛なのです。
いかがでしたか?
折角の注文住宅をいい加減なものにしないためにも、大雑把なプランニングだけで、ざっくり決めてはいけません。大事なことですから、是非、覚えておいてくださいね。
それではまた。
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