2017-06-20

太陽光発電と用途地域の関係

せっかくの太陽光発電が、隣の日陰になったらどうしよう・・

こんにちは、奈良の注文住宅アドバイザーの辰川です。

さっそくですが、あなたは用途地域という言葉を知っていますか?

用途地域とは、適正な土地利用を図るために、建物の用途を区分けしたもので、市町村によって、第1種低層専用地域や住居地域、さらに商業地域や工業地域にも及びます。

ところで、「商業施設が近くになるから買い物が楽だわ」と安易に考えないこと。用途地域の一つである商業地域は、ほとんどの商業施設は規制なく建築できるエリアだからです。

また条件によっては高層建築物も認められており、近隣の日照権も保障されません。

そうなると、将来、近隣に高層建築物が建ってしまうと、自宅が日陰になる恐れがあります。

しかも太陽光発電を設置しても、あとから建ったマンションのせいで、日差しが入らなくなっても、何の文句も言えない場合があるのです。

さて、太陽光発電システムの設置には補助金があるといっても、多額の自己負担が必要ですね。また「〇年で費用を回収できるのなら、良い環境を残す手伝いをしよう」と、設置に踏み切った人もいるはず。

ですから、土地を買って注文住宅を建てる場合は、太陽光発電システムは無用の長物にならないよう、太陽光を遮るようなマンションやアパート、店舗ビルなど背が高い建物がないかどうか調べてください。

また、今は高い建物がなくても、用途地域でよっては将来建つ可能性はないかどうかもぜひ確認しておくことです。

いかがでしたか?

太陽光発電の設置前には、忘れずに自宅の用途地域を確認すること。
そうすれば、将来どんな建物が周辺に建設可能かどうか予見できます。

それではまた。

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