2018-04-26
土壁が見直されている
こんにちは、辰川です。
昨今の健康ブーム、省エネブームのなかで、土壁の良さが見直されています。
そもそも土壁とは、断熱材がない時代に、身近にある土や竹を利用して壁を作ったものです。
今どき、土壁の家はほとんど見られませんが、そこには最新の工法でも及ばないものがあります。
そこで今回は、土壁について。
土壁のメリットとは?
さて壁の利点として、次のようなものがあります。
・調湿作用により、夏場の蒸し暑さを抑えてくれる
・伝統的な建築はほとんど土壁であり、現代工法の家よりも長持ちする
・原料は、粘土、藁、竹などの天然素材なので、つくるときも、廃棄されるときも環境に負荷を与えない
・火災が起こっても有毒ガスが発生しない
・蓄熱性があるので、冬場は暖房を切っても、ある程度暖かさが持続する。ただし土壁単体で温かくはならないので、現在の断熱性を加える必要がある
・通気性が高く、室内に漂う有害物質を吸着してくれるので健康によい
このように、いいこと尽くめの土壁ですが、その一方でデメリットもあります。
土壁のデメリットとは?
ところで、早く新居に移りたい人や、予算を抑えたい人は、
工期を短くし、人件費を抑えることを望みます。
しかし、土壁は技術力のある職人でないと出来ず、さらに乾燥などの工程が入るので、
工事の時間がかかります。
雨天が続くと工期が延びたりします
ですから、工業製品での家づくりと比べると費用がかさんでしまいます。
そんなデメリットがあるにも関わらず、土壁はこだわりを持つ施主に選ばれています。
ただ奈良でも土壁をつかう業者はほとんどなくなりました。
それでもあなたが土壁の家に興味があるなら、気軽にお問合せくださいね。
それではまた。
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