二世帯住宅で快適に暮らせる方法
こんにちは、奈良の注文住宅を手掛ける辰川です。
奈良でも、注文住宅を検討する世帯のなかには、二世帯住宅に興味をもつ人が増えています。
その理由には、親の老後のためが一番多いのですが、そのほかに、子供の面倒を見てもらえる、生活費などの経済的なメリットなどを挙げる人が増えています。
ところで、二世帯住宅といえば、昔から嫁と姑のトラブルをよく耳にします。
離れて暮らしている間は良好な関係だったのに、一緒に暮らしたとたん、トラブルが起きてしまう。
事実、リクルート社の調査データによると、入居後に何らかの不満を持っている人が約3割いたといいます。
では、そんな二世帯住宅でも快適に暮らすことはできるのでしょうか。
もちろん、それはできます。
二世帯住宅では、互いのプライバシーの確保が難しいことや、家事が増えることに対し、子供世帯(嫁)のほうに不満が多くあらわれます。
そこに未婚や離婚した兄弟が同居していると、子世帯が水道光熱費を全部負担していたり、帰省する兄弟家族の世話も増えます。
そうなると、もはや二世帯住宅は兄弟の集まる家になってしまいます。
実は、子世帯が不満に思わないようにするには、3つの工夫が必要です。
1つ目は、キッチン・浴室・トイレ・洗面室など水周りを完全に分ける
2つ目は、水道や電気のメーターを別々にする
3つ目は、共用部分をできるだけ減らしてみる
1については、世代により食べ物の嗜好は違うことと、入浴時刻や就寝時刻も異なるからです。
2については、メーターを別々にすれば、光熱費の負担が原因で嫌な思いをしません。
これなら、親世帯のもとに兄弟が家族連れで帰省しても、金銭的な負担を気にする必要もありません。
3では、キレイ好きな人とそうでない人がいますし、また物を捨てられない人とそうでない人がいます。こうした違いが大きければ、共用部分は減らした方がよいです。
二世帯住宅を計画するときは、皆の意見をまとめるのも大変ですが、上手くいけば、合理的な生活スタイルといえなくもありません。
また二世帯住宅は、奥さんの親と同居するのか、それともご主人の親と同居するのかによってもお勧めできるカタチは異なります。
奥さんの親と同居する場合は、互い親子なので共有部分が多くても大丈夫ですが、旦那さんの親と同居する場合は、奥さんに配慮した二世帯住宅のほうが上手くいきます。
先々のことをイメージしながら、お互いを気遣える二世帯住宅を考えたいものですね。
それではまた。
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