2017-05-07

キッチンはどうやって選べばいいの?

こんにちは、奈良の注文住宅を手掛ける辰川です。

注文住宅で、主婦が最も関心を示す場所といえばキッチンですよね。

その証拠に、奈良にある住宅展示場のモデルハウスにいけば、1セット400~500万円といった高級仕様のシステムキッチンが当たり前のように置かれ、見学者もつい目を奪われてしまいます。

その一方で、キッチンメーカーのショールームにいけば、いろいろな価格帯、様々な機能を確かめながら、自分に合ったキッチンを手軽に選べるようになりました。

ただ、そういう状況だからこそ、注文住宅で新築したり、建て替えたりするときは、安易にシステムキッチンを選んでよいのかといえば、そう簡単なものではありません。

まず自分たちがどんなキッチンが合うのかをじっくり話し合うことが大切です。つまり、家族の日常の食事の仕方や、キッチン内で料理する人数などは、キッチンのレイアウトにも深く関わってくるからです。

キッチン・レイアウトを考えるとき、一番大切なことは、使い勝手のよさ。料理をするときに動きやすいキッチンであることが一番に望まれるからですね。

例えば、食材のストック→料理する→運ぶ→食べる→片付け、という一連の動きをスムーズにできるのは重要です。さらに、ダイニングリビングとのつながりも考えてみること。

さて、注文住宅のプランでは、キッチン・レイアウトとして主に3つのバリエーションがあります。それが対面式と壁付け式、独立型というものです。

対面式キッチン

対面式は、シンクの正面に壁がないので、向こう側のリビングやダイニングが見渡せるので、用事をしながら、家族の顔が見えることは大きなメリットです。

例えば、料理をしながら、リビングで子供を遊ばせたり、テレビを見れたり、家族と会話もできます。

また、高めのカウンターをつくれば、ダイニング側からシンク内が丸見えになりませんし、出来上がった料理をカウンターに置けば、家族にが受け取ってもらえますね。

ただし、キッチンがオープンゆえのデメリットもあります。

・リビング・ダイニングに料理の臭いが充満する
・子供が入ってきて危ないですし、料理の音が煩く感じられる
・正面から見えるので落ち着かない

ということは、対面式キッチンに向いているのは、家族と会話しながら料理をしたり、食器の配膳を手伝ってほしい、シンク内を見られたくないという人だといえますね。

対面式は、料理中も家族の顔が見えるので疎外感こそないものの、リビングダイニングと一続きになっているので、臭いや音の問題は仕方ありません。

壁付け式

もう一つのバリエーションである、「壁付けタイプ」のキッチンは、一戸建ての場合、正面に窓があり、自分の背後にダイニングテーブルが配置されているというもの。

壁付けタイプの良さは、
・キッチンとリビングダイニングの間に壁がないのでスペースをゆったり使える
・正面に窓があるので、外の景色を見れるし、昼間なら明かりがいらない・煙やニオイのある料理のとき、窓を開けるだけ換気できる
・背後にダイニングテーブルがあるので、料理を運ぶのが楽である

一方、デメリットもあります。
リビングダイニングからキッチンが丸見えであり、テレビの見たいシーンでは、炊事がストップするし、子供の行動も見れません。

ですから、壁付け型のキッチンに向いている人は、動線を短くすることで、狭いDKを広く使いたい、外の景色を見れて、昼間は電灯のいらないキッチンが良いという場合です。

独立型

最後は、「独立型」にキッチンです。

このタイプは、どちらかといえば、壁に囲まれたキッチンといえます。その分、壁面いっぱいに収納を設けることもできます。

独立型のメリットとは次のようなものことです。

・何といっても料理に集中できる
・料理中の臭い、音がリビング側に広がらない
・リビングに生活感が出なくてすむ
・収納スペースがゆったり確保できる

一方のデメリットとしては、料理中は孤立感があることと、なかなか冷暖房が届きにくいということです。

ですから、独立型キッチンに合う人というのは、キッチンの中を見られたくない、収納スペースが沢山あったほうがよい、子供に手がかからなくなり、子供をキッチンに入れたくないというケースがあります。

キッチンのレイアウトが、ある人にとってはメリットでも、別な人にはデメリットになることがあります。

ただ、はっきり言えることは、キッチンでの動きは日常的なことなので、あまり複雑でないほうが良いです。

そして自分たちに合ったキッチン・レイアウトをわかったら、料理する人の人数に合わせて、キッチンの長さや形を決めていけばよいです。

少人数の家庭なら、広いシンクも、ガス台に4つのコンロも必要ないかもしれませんね。

いかがでしたか?

良いキッチンをつくるには、さまざまな要素を考えたうえで決まってくるものです。あなたにピッタリ合ったキッチンを見つけるために、是非参考にしてくださいね。

それではまた。

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