2017-04-25
日本家屋の知恵を生かす(土間)
こんにちは、奈良の注文住宅アドバイザーの辰川です。
どの国にも、風土と生活の知恵から生まれた、住宅の知恵があるものです。
その点では、日本家屋にも独自のお手本があります。
それは、「土間」や「縁側」、「和室」です。
そこで今回は「土間」について話します。
奈良でも、ちょっと田舎のほうに行けば、土間を持った民家があります。
一時農家の減少とともに、土間は姿を消しつつあったのが最近、注文住宅のプランの中にも、この土間が見直されているのです。
土間とは何か?
土間とは、家の中にありながら、地面に近い高さにつくったスペースといってもよいです。
ですから、土間の床は、畳やフローリングではなく、三和土(たたき)やモルタルなどで仕上げます。
土間のメリット
土間は、地面のレベルとあまり変わらないので、外との行き来がたいへん楽です。しかも床がモルタルや三度土なので、少々、外から土を持ち込んだところで、神経質になることもありません。
土間の使い方
昔と同様、庭いじりの道具や肥料袋を置いたり、今であれば、家庭菜園の収穫物を仕分けるにもよいスペースになります。
趣味の道具を置くにも便利ですし、雨風の強いときは、大事な自転車やバイクを土間に避難させれば、雨ざらしにせずに済みます。
ちょっとした椅子やテーブルなどを置けば、近所の人がやって来たときに、応接スペースとして重宝します。それに「子供の遊び場にもなってくれそうですね。
いかがでしたか?
土間は、昔の農家のような使い方でなくても現代風にアレンジすれば、いろんな用途に仕えそうです。ぜひ、あなたの家づくりの参考にしてくださいね。
次回は、縁側についてです。
それではまた。
関連記事
コメントを残す