「モデルハウスをお譲りします」の本当の狙いは?
こんにちは、辰川です。
あなたは「モデルハウスを○○万円でお譲りします」
という新聞の折込広告を見て、興味をもったことはありませんか?
モデルハウスは、展示期間が5年を超えると安く販売されます。
築後数年たった建物とはいえ、オシャレで豪華な設備を考えたら、
思わず申込みたくなりますよね。
また同じものを新築したら、とても予算内には収まらないでしょう。
イベントの本当の目的
こうしたイベントが開催されるのはなぜか。
次なる新たなモデルハウスを建てるため?
実はそんな単純なものではなく、そのほかに理由があります。
それは、今後売り込む人のリストが欲しいからです。
一般的な見学会と違い、このようなイベントには、
用地が準備できていたり、資金も意欲も旺盛な人が集まります。
そんな人たちのリストが手に入るんですから、
業者も力の入れようが違います。
別途にかかる費用も大きい
こうした広告の片隅には、 それはそれは小さな文字で、
そのほかに必要になる金額が書かれています。
消費税、オプショ代、屋内外の給排水工事代、外構工事代、
特殊基礎代、旧宅の解体工事代などなど。
そのほか空調、家具・電気製品、税金なども合わせると、
数百万円はかかるでしょう。
しかも、展示場のモデルハウスは、
平均的な一戸建ての倍以上の広さがあるので
それに見合うだけの用地が見つからない可能性も
十分考えられますね。
ところで、もしあなたが抽選に申し込んで、
「はずれたら、この業者には興味はない」
と思っていても、相手はあなたに興味津々です。
つまり、業者にとってはこっちがメインだということを
忘れてはいけません。
抽選後、確実にその業者から
「はずれた人にもまた特別価格のチャンス…」の
お知らせが来ます。
結局のところ、
住宅という大きな買い物が、衝動買い同然になってしまいます。
申し込む前に、そういったことを理解しておきたいものですね。
それではまた。
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