2018-09-10

自然素材の注文住宅をつくる工夫

こんにちは、ベルジュホームの辰川です。

最近はスーパーで売られている食品をみても、

「無添加」とか「保存料なし」「着色料なし」が増えています。

体への影響を考えた食品が増えてきたことは、

消費者にとって大いに歓迎すべきことですよね。

自然素材のイメージ

あなたは、「自然素材=体によいもの」

というイメージを抱いていませんか?

自分や子供がアレルギー性鼻炎、ぜんそく、花粉症だったら、

余計な添加物を含まないという点では、

安心感がありますね。

でも、

自然素材の中にもアレルギーを起こすものがあります。

特に有名なものに「漆(うるし)」です。

漆とは、いわば天然のコーティング剤。

昔から器等に塗られてきました。

漆は、完全に乾けば安全ですが、

湿った状態で触ると、かゆみやかぶれを引き起こします。

ちなみに、消石灰を主成分とする壁材である「漆喰(しっくい)」は

漆ではありませんからね。

住宅に使われる自然素材では

人によっては、

天然木にアレルギー反応を起こす場合があります。

もし家族の中に、アレルギー反応を起こしやすい人がいるなら、

事前にアレルギー検査を受けた方が安心です。

直接、肌に触る部分の内装建材は、直接触ってみて

自分に合うかどうかなどを検証してから使用してみることです。

自然素材は適材適所でバランスよく使う

こういう話をすると

自然素材に対して不安感を持たれるかもしれません。

しかし、シックハウスを防ぎ、

健康に過ごせる住まいづくりを追求すると、

化学薬品が含まれず、調湿性に優れた自然素材にたどり着きます。

ところで、木の香りには不思議な効果があります。

例えば、睡眠時のアルファ波を増加させたり、

血圧を下げるなどの効果があるとも。

「木の香りが嫌い」という人でも、木の香りを嗅ぐことで

ストレスが和らいだという不思議な結果も出ています。

こうした木の香りによる様々な効果は、

外国産にはない国産材ならではの特徴です。

木の精油成分「フィトンチッド」の放出率は、

外材である米栂、米松に比較し、

国産杉で5倍、桧で15倍、松では30倍といわれています。

あとは、業者と相談しながら適材適所で使うだけです。

短所をキチンと理解し、

長所を存分に家づくりに活かしてみてはいかがでしょう。

それではまた。

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