自然素材の注文住宅をつくる工夫
こんにちは、ベルジュホームの辰川です。
最近はスーパーで売られている食品をみても、
「無添加」とか「保存料なし」「着色料なし」が増えています。
体への影響を考えた食品が増えてきたことは、
消費者にとって大いに歓迎すべきことですよね。
自然素材のイメージ
あなたは、「自然素材=体によいもの」
というイメージを抱いていませんか?
自分や子供がアレルギー性鼻炎、ぜんそく、花粉症だったら、
余計な添加物を含まないという点では、
安心感がありますね。
でも、
自然素材の中にもアレルギーを起こすものがあります。
特に有名なものに「漆(うるし)」です。
漆とは、いわば天然のコーティング剤。
昔から器等に塗られてきました。
漆は、完全に乾けば安全ですが、
湿った状態で触ると、かゆみやかぶれを引き起こします。
ちなみに、消石灰を主成分とする壁材である「漆喰(しっくい)」は
漆ではありませんからね。
住宅に使われる自然素材では
人によっては、
天然木にアレルギー反応を起こす場合があります。
もし家族の中に、アレルギー反応を起こしやすい人がいるなら、
事前にアレルギー検査を受けた方が安心です。
直接、肌に触る部分の内装建材は、直接触ってみて
自分に合うかどうかなどを検証してから使用してみることです。
自然素材は適材適所でバランスよく使う
こういう話をすると
自然素材に対して不安感を持たれるかもしれません。
しかし、シックハウスを防ぎ、
健康に過ごせる住まいづくりを追求すると、
化学薬品が含まれず、調湿性に優れた自然素材にたどり着きます。
ところで、木の香りには不思議な効果があります。
例えば、睡眠時のアルファ波を増加させたり、
血圧を下げるなどの効果があるとも。
「木の香りが嫌い」という人でも、木の香りを嗅ぐことで
ストレスが和らいだという不思議な結果も出ています。
こうした木の香りによる様々な効果は、
外国産にはない国産材ならではの特徴です。
木の精油成分「フィトンチッド」の放出率は、
外材である米栂、米松に比較し、
国産杉で5倍、桧で15倍、松では30倍といわれています。
あとは、業者と相談しながら適材適所で使うだけです。
短所をキチンと理解し、
長所を存分に家づくりに活かしてみてはいかがでしょう。
それではまた。
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