リフォームあるいはリノベ、それとも建て替え? Part3
こんにちは、辰川です。
古くなった今の家を改築するか、それとも建て替えか…
費用面や工期を考えると、どちらがよい選択なのでしょうか。
これには、リフォームやリノベーション、建て替えの
メリットとデメリットを知る必要があります。
そこで今回は、これら3つの方法について、
費用面とプランの自由度、工期などの違いからおこる
メリットデメリットについてです。
1.リフォームのメリットとデメリット
リフォームは必要箇所だけの修繕であるため、
工期も短く、費用を抑えられることが最大のメリットです。
しかも現宅に住みながら施工できるため、
仮住まいや引越費用も掛かりませんね。
ただし、内装のやり替えや設備の更新で終わることが多いため、
生活スタイルに合わせた改築までは行いません。
また、部分的なリフォーム工事を行った場合、
例えば外装面のやり替えなどは、全体の統一性がとれないと
美観を損なうケースもみられます。
2.リノベーションのメリットとデメリット
リノベーションでは、生活スタイルや好みに合わせた間取り、
デザイン性を向上させることで、
新たな付加価値をつけることがメリットになります。
したがって、古くなった住宅であっても、既存の構造を生かして
性能を上げたり、内外装を趣ある住まいにすることも可能。
また建て替えよりも、工事費や工期を抑えられることも
メリットといえるでしょう。
ただし、老朽化した構造体をほとんど取り換える場合などは、
新築と変わらない工事費用になることも。
またリノベーションでは仮住まいが必要なことも多く、
引越し代や仮住まいの費用も発生します。
そのほか、ハウスメーカーのプレハブ住宅や木造ツーバイフォー工法では
構造上、部屋と部屋の間にある壁(構造上必要な耐力壁)は
撤去できないため、間取りの変更にも制約があります。
3.建て替えのメリットとデメリット
建て替えは、一から設計し直すことができるのがため、
家族の生活スタイルに沿った間取りや、最新の性能にしやすくなります。
一方、設計費用や工事費用のほかに、旧宅の解体費もかかります。
そのほか引越し代や仮住まいの費用、登記費用も必要になるため、
リフォームやリノベーションと比べてトータルコストは高めです。
次回は、リフォームとリノベーション、建て替えの判断基準について。
それではまた。
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