2018-02-16

リフォームあるいはリノベ、それとも建て替え? Part2

こんにちは、辰川です。

前回は、リフォームとリノベーションの違い、
その実施時期について話しました。

今回は、建て替えのケースについて。

ふつう木造住宅の法定耐用年数は22年と言われます。
でも実際の耐用年数はもっと長いですよね。

従って、今の住まいを取り壊して新築するかどうかは、
築年数で見るのではなく、家の状態により判断することが大事。

一戸建て住宅の場合、新築当時の施工法にもよりますが、
しっかりメンテンスさえ怠らなければ、
木造住宅では50年以上でも住み続けることが可能です。

ところが、家の構造自体が老朽化により修繕する場合、
新築とたいして変わらない費用になることがあります。

その場合は、建て替えを検討するタイミング。

また耐震性の問題もあります。

実は、住宅の耐震基準については、昭和56年を境に、
それ以前の建物は「旧耐震」といわれています。

奈良は全国でも一戸建ての多い県といわれており、
旧耐震の建物がたくさんあります。

木造住宅の家も当然多いので、リフォームやリノベーション工事は
耐震診断を行うにはちょうど良いタイミングなのです。

耐震診断を受けた結果、大がかりな耐震工事が必要だったり、
また工事そのものが難しいケースもでてきます。

そのときは、費用面も含めて、
むしろ建て替えが選択肢となる場合もでてきます。

また、新築当時は適法であっても、
現行法でいけば例えば、前面道路との接道巾が不足のために、
「既存不適格」の住宅とみなされるケースもあります。

そうなると、建て替えそのものが不可能になります。

そこで今の建物を生かしたリノベーションこそが、
建物の寿命を伸ばす唯一の手段となることもあるのです。

次回はリフォームやリノベーション、建替えのメリット・デメリットについて。

それではまた。

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