2018-03-14
バリアフリーは玄関外も意識してください
こんにちは、辰川です。
先日、知り合いが膝を傷めた時、
自分の家がバリアフリーではないことに気付きました。
といっても、彼の家は一戸建てのバリアフリー住宅です。
では、なぜそう思ったんでしょうか?
答えは『玄関の外』にありました。
ガレージから玄関ドアまで、手すりも無いので、
段差を上るまで、とても苦痛だったそうです。
家の中だけがバリアフリーなんて
最近は、バリアフリーが当たり前の時代。
たとえ室内に段差がなくても、
玄関にたどり着くまでがバリアフリーでなければ、
その家はバリアフリー住宅としては不十分。
住み始めてから、玄関を改修するのは大変なことです。
それに、玄関から道路の距離によっては、
スロープを設けられない場合があります。
また蹴上(けあげ)を低くできない場合も。
人は体調や年齢に応じて、段差のあることに
不便を感じるます。
注文住宅の家づくりでは、ついつい室内のことばかりに
注意が向かいます。
でも、快適に暮らすために、玄関の外周りのことも
しっかり考えておきたいものですね。
玄関の外もバリアフリーで…
この写真は、車いすのお施主様のことを考え、
当社で施工したものです。
ふつう、フラットと呼ばれる宅地でも、
道路と多少の高低差があるものです。
そこを考えてプランを立てないと、介助者なしでは、
車いすでスロープを上っていくことはできません。
このお宅の場合、建物の着工前に30~40センチほど、
地面をすき取ることで、緩やかなスロープを実現しています。
これにより、機械式リフトがなくても、
施主様は自力で玄関まで上がれるようになりました。
いかがでしたか?
いつまでも快適に暮らすために、玄関の外周りのことも
しっかり考えておきたいものですね。
それではまた。
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