2017-06-01

太陽光発電で元がとれる?

昼間の電気を貯めて、夜間に使えないのが太陽光発電システム。

こんにちは、奈良の注文住宅アドバイザーの辰川です。

太陽は燃え尽きることのない無限のエネルギー源。
その太陽光を電気に変えて利用しようという発想が、太陽光発電ですね。

ところで、テレビCMなどで人々が刷りこまれた太陽光発電とは、いわゆる「売電」でした。

住宅メーカーなどは、「売電による収入で、住宅ローンがほとんどゼロ」と盛んに宣伝をしていました。

しかしながら、先頃は買い取り価格が下落したおかげで、回収終了時期に遅れが出て、太陽光発電の将来に不安感をもつ人も増えています。

そこで、今後、注文住宅や建て替えなどで、太陽光発電を導入を考える場合、次の2点に留意する必要があります。

売電収入については途中で価格が変動する可能性がある

太陽光発電の一般的な価格として、約150万円くらいが設置費用といいます。
その中身は、太陽光パネル・パワーコンディショナー・屋内分電盤などですが、
これらの耐用年数は17年。

すなわち、17年間は発電が続けらるだろう、という見立てですね。

例えば、1ヶ月約1万円の電気代がかかる家庭であれば、12ヶ月で12万円。これを17年間で、204万円の節電(もしくは売電)ができなければ、イニシャルコスト(初期費用)をカバーできないことになります。

メンテナンス次第で発電量が大きく変化する

どんな製品でもいえることですが、太陽光パネルも年々劣化して発電効率が下がります。

例えば、奈良でも近年は黄砂が降ることが増えましたが、そのほか、鳥のフンや雨上がりに付着した砂などによって、最大10%程度の発電量低下を見られるそうです。

では、発電量の低下を防ぐには、どうすればよいか。

それはもう、太陽光パネルを定期的にメンテナンス、掃除するしかありません。その作業は個人の手には余るので、業者に依頼するしかありません。

ところで、太陽光発電システム自体には、昼間の電気を貯めておく機能はありません。

つまり電気を貯めるには、蓄電設備が必要になります。勿論、太陽光発電システムと蓄電システムはまったく別物。

ですから、太陽光発電とは、日中発電した我が家の電気は電力会社へ売り、夜中の電気は安く買うことで成立するシステムというわけです。

ただ、太陽光発電+蓄電というシステムはあることはありますが、一般家庭で導入出来るような価格には、程遠いのが現実です。

いかがでしたか?

太陽光発電は設置したら終わりというシステムではないことと、
売電収入は将来変動する可能性があることは知っておくべきです。

もしあなたが太陽光パネルを検討しているのであれば、
ぜひ参考にしてくださいね。

それではまた。

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