2017-06-17

もっとも安上がりな結露対策とは

こんにちは、奈良の注文住宅アドバイザーの辰川です。

外気温が大幅に下がる冬は、一年中でもっとも結露が発生しやすい時期です。

2月の奈良は冷えますから、どの家も朝起きたら窓ガラスに、結露がびっしりではないでしょうか。

さて、結露のメカニズムは単純。

温度が高い空気は水蒸気を多く含むことが出来るのですが、冷たい空気は水蒸気を少ししか含むことが出来ません。

従って、暖かい空気が冷やされると、保持しきれなくなった水蒸気が水滴に戻ります。この水滴が、「結露」の正体です。

では、結露を放っておくとどうなるか?

建物自体を傷めるだけでなく、さらに結露はカビを発生させます。
やがて、カビを餌にする「ダニ」が繁殖し、人間の健康に害を及ぼします。

ちなみに家の中で、ダニが好きな場所として、畳やタンス、押入れ、クローゼット、本棚などがあります。

たしかに結露をまめに拭いてやれば、カビも発生しにくくなりますが、毎朝、窓の結露を拭き取るのは至難の業ですよね。

ところで、家の結露対策はいたって単純。
それは、室内の湿度を調整すればよいだけです。

湿度さえ上手くコントロールできれば、結露を減らせるので、カビやダニの対策になり、家族の健康を守ることにもなります。

湿度を抑える最も効果的なやり方として、換気と除湿があります。
これには、窓や壁の性能を高めればよいのですが、費用も掛かる。

そこでお勧めなのが、「風の通り道」をつくりこと。
プランを工夫するだけでよいので、お金もかけず効果もテキメンです。

昨今、電力を生み出す住まいづくりや、省エネを追求する家づくりの話題も多くなりました。でも、カビやダニを発生させない住まいづくりの工夫は、とても大切なことです。

あなたが注文住宅の新築プランを練る時は、ぜひ思い出してくださいね。

それではまた。

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