古くなっても価値の残る家と、残らない家。その差はどこにある?
こんにちは、奈良の注文住宅を手掛ける辰川です。
古いけれども価値が落ちないものが世の中にはありますよね。
例えば「ビンテージ」という言葉がありますが、これは元々、ワインの年代物をあらわすものだそうです。
それが今では、古いけれども価値があるものをあらわすものをビンテージと呼んでいます。
例えば、滅多に出ない古着や、アクセサリー、車などはビンテージと呼ばれ、新品よりも高価な値段で流通することも珍しくないですよね。
ところで、これは住宅に当てはまります。
同じ年代に建てられた家が30年後、一方の住宅は相場以上で取引されているのに、もう一方の住宅はただの古家の扱いを受けて土地値で取引されてしまう・・
矛盾を感じなくもないですが、それでも不動産の流通市場では、ふつうに起こっていることです。
では、古くなっても価値が残る家と、ただ古家と呼ばれるだけの家では、一体どこに違いがあるのでしょうか?
勿論そうなるには、次のような条件があります。
・大切にメンテナンスされてきた家であること
例えば、耐震性など、いくら物理的要素を満たしていても、日ごろの手入れやメンテナンスに気を使わないと、当然、家は傷んでしまいます。
その点、住む人が愛着をもっている家は住みっ放しということは少ないはずですね。
・生活の変化に対応できる家であること
家も20年、30年も経てば、家族構成や生活スタイルも変化が生じます。そんなとき、容易に間取りを変えることができれば、住まいに新しい息吹をもたらすことができます。
古い家によく見られる、家のなかに空き部屋がいくつもある、ということも起きません。
・健康に暮らせる配慮があること
採光、通風に対して十分に配慮された住宅は、夏は涼しくだけでなく、冬も暖かく過ごせるもの。
このような家はでは、住み人はいつまでも健康的でいられるものです。
以上のような条件をみたす住宅は30年、40年経ったときに、さらにその価値が実感できるので、自然と次の世代にも住み継がれているものです。
いかがでしたか?
何十年後も価値ある家にしたければ、家はただ建てればよいというものではありません。
そのためにも、辰川敏広さんは愛着の持てる家づくりを実践してくださいね。
それではまた。
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