2018-02-23

親兄弟や知人、友人のアドバイスは役に立ちませんよ

こんにちは、辰川です。

家づくりで悩みがあるとき、身近な相談相手として、
親兄弟や知人、友人に頼る人がいます。

彼らとは長い信頼関係もあり、あなたのために親身になって
相談にのってくれるでしょう。家を建てた経験者の場合はなおさらですね。

ところで、この身近な人に相談することには、
ある落とし穴があります。

それは、相手が素人だということです。

彼らは、自分の経験を通じて、多少は家づくりの知識があります。
しかし、その知識は最新かつ正確なものでしょうか。

そんなワケないですよね。
所詮素人は素人。プロの知識や経験にはかないません。

ところが、工法や構造についてこだわりがある人は、
自分の価値観をもとに助言しようとします。

ここで気をつけたいのは、
彼らの助言は、あなたが求める暮らし方や、
価値観に合わせたものではないということです。

例えば、飲食店の評判であれば、友人や知人、
あるいはネットの評判などが参考になります。

たとえ自分の味覚に合わなくても大したダメージになりません。
その店を次回利用しなければよいだけのことです。

しかし、住宅の場合はそんなわけにはいきませんよね。

数千万円というローンを組んで建てるのですから、
住んでみて合わないからといって、建て直すわけにはいきません。

自分に助言してくれた親兄弟や知人、友人は
何か責任を取ってくれるわけではありません。

家づくりで後悔したとしても、
住宅ローンを支払っていくのはあなた自身です。

要するに、家を建てる業者の評判を知りたい場合、
彼らの意見はあまり参考にできないのです。

なぜなら、あなたが住まいに求めるもの、生活スタイル、
家計の事情などは、
あなた以外の人と違う面がたくさんあるからです。

ダイエット商品や化粧品を選ぶとき、
「知名度がある、良く売れている=効果が高い」とか、
「知名度がない、あまり売れていない=効果が低い」と
考えたことはありませんか?

しかし実際は、使う人の生活習慣などによって、
その効果は大きく異なります。

たとえば、喘息持ちの人が自然素材の家を求めようとしたとき、
相談を受けた人が新建材のリスクを知らない人だったらどうでしょう?

「自然素材を使わなければ、もっと安くもっと広い家ができただろうに」と
考えるかもしれません。

自分のことを一番よく知っているのは、自分しかありません。

結局のところ、家づくりは自己責任です。
その覚悟をもって、家づくりに取り組むことが大切です。

それではまた。

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