2019-07-03

なぜツーバイは改築が苦手なのか? Part2

こんにちは、辰川です。

木造住宅といってもその建て方は1つだけではなく
どれを選ぶかによって、家族の暮らしも変わってきます。

そこで今回は、軸組とツーバイの特徴を分かりやすく掘り下げてみます。

軸組のメリット・デメリット

日本に昔からある木造の建て方は、軸組と呼ばれるもの。

つまり、柱と梁といった、縦軸と横軸で建物を支えています。

もしあなたが建物の中を見る機会があれば、部屋の中に柱があるか確かめてください。
柱を見つけたら、その建物は軸組の可能性が高いです。

さて、軸組で建てられた家は、壁を抜いたくらいでは、強度は落ちません。

そのため、壁を抜いて大きな窓をつくったり、
改築工事で壁を取っ払い、間取りを大幅に変えることも自在です。

ただしデメリットもあります。
それは、大工の腕に依って出来栄えにバラつく可能性があることです。

また、地震による揺れがツーバイ工法より大きいことがあります。
ただしこれも、最近の軸組工法では、耐震金物などで補強しているので
強度はツーバイと大差がありません。

ツーバイのメリット・デメリット

これに対して、2×4工法のメリットは、
部材が工場生産なので、品質にバラツキがないことです。

つまり、大工さんの腕前には関係なく、一定の品質が期待できます。

デメリットとしては、壁で建物を支えているので、
当然、壁を抜くと強度が保てません。

つまり、壁に変更を加えるような行為は行いないのが無難

これが、ツーバイが増改築や間取りの変更に向いていない理由です。

どこに依頼するかで、工法は自ずと決まる

大手住宅メーカーの木造住宅といえば、ほとんどがツーバイ工法の扱いとなります。
これに対して、一般の工務店では、圧倒的に軸組方法がメインです。

要は、依頼先をどこに頼むかで、家の工法も決まってきます。

したがって、住宅雑誌の写真に見入るまえに、
まず住宅の工法を知っておくと役立ちます。

将来、リフォームを検討する可能性があるのでしたら、
間取りの自由度をもつ『軸組み』が絶対オススメ。

一方、新築当時から間取りにいっさい手を加えず、
住み続けるのであれば、『ツーバイフォー』もよい選択かもしれません。

それではまた。

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