2017-06-12

建物引渡しで特に気をつけたい事とは・・・

こんにちは、奈良の注文住宅アドバイザーの辰川です。

新築住宅が完成し、引渡しを受けることは施主にとって、これまで待ちに待っただけに、わくわくする瞬間といえます。

でも、ここで気を緩めのはまだ早いのです。
そこで今回は、建物の引渡時の注意点について。

建物が出来上がると、住宅会社は工事中についた埃や汚れをハウスクリーニングで清掃していきます。

これが終わると、住宅会社の社内検査を経て、施主検査を行います。
この時、手直し工事が必要となった時は、その後の確認を終えてから引渡しを受けるようにしてください。

ついでに言えば、分譲の建売住宅と違い、注文住宅で家を建てるときには、工期遅れの可能性を考えておき、引越し予定日にはゆとりをもたせておくこと。

引越日にゆとりがないため、未完成の住宅の引渡しを受けざるを得ない状況にだけは陥ってはなりません。

さて、引渡しの際は、鍵を受け取り、同時に様々な書類を受け取ります。
この時に渡される書類は、住宅会社によっても違いますが、大体次のようなものです。

・完成図面
・検査済証
・瑕疵担保責任保険証券
・地盤保証書
・設備機器の取扱説明書と保証書

特に完成図面には、建物の平面図や立面図、配置図がありますが、工事途中に出てきた変更箇所が、図面上にしっかり反映されているかどうか確認してください。

また図面は、将来リフォームが必要な時に役立つものなので、大事に保管しておくこと。勿論、水周りを変更する際は、配管図は何かと参考になります。

ところで、現在の新築住宅では、法律によって、「瑕疵(かし)担保責任」が義務化されています。

「瑕疵」とは、住宅の欠陥のことを言いますが、具体的には、引渡し後10年間は、主要構造部(基礎や柱、梁、土台などの家の骨格部分)と、雨漏りについては、住宅会社が無料で直すことが義務付けられているのです。

では、その10年の間に住宅会社が倒産した場合は、どうなるのでしょうか。

その場合でも慌てる必要はありません。というのは、平成19年より法律に基づき、どの住宅会社も保険に加入することが義務付けられているからです。

最後に、施主による現場確認はけっしてアラ探しの態度で行ってはならないということです。

というのも、建物の引渡しは、その家で暮らすことになる施主と住宅会社が、今後、長きにわたって良好な関係を築くことになる第一歩でもあるからですね。

それではまた。

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